■ ID | 141 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | サンプリング中の揮発・分解によるPAHs捕集量の減少 Decrease of sampled PAHs caused by evaporation or reduction during the sampling time |
■ 著者 | 梅沢夏実
Natsumi Umezawa
埼玉県環境科学国際センター 米持真一 Sinichi Yonemochi 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第42回大気環境学会年会、平成13年10月7日 |
■ 抄録・要旨 | BaPは酸化分解を受けやすく揮発性を有する物質である。そのため、環境省の有害大気汚染物質測定方法マニュアルに基づき24時間フィルター捕集を行った場合、ろ紙上に一旦捕集されたBaPがサンプリング終了までの間に分解や揮発により減少し、実際に大気中に存在していた量よりも少なく評価される可能性がある。そこで、多環芳香族炭化水素類(PAHs)4種について、連続捕集と分割捕集による捕集量の比較を季節を変えて行った。
その結果、PAHsの捕集割合は1月>4月>7月の順に低下し、また、物質によってもBghiP>BkF>BaP>BaAの順に低下することが分かった。最も捕集割合が低下する夏にはBaPの捕集割合は54%であったことから、BaPの濃度は実際の存在量の半分近い濃度として評価されることになる。 BaP,多環芳香族炭化水素,分解,揮発,大気中,捕集割合 |
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